家計の収支を見直す時のポイント

お得

家計の収支を見直す事は人生設計(ライフプラン)を考えるうえで非常に重要です。

基本的に「生活する」事を目標にするならば仕事をしてお給料をもらい翌月までそのお金で生活するだけなのでシンプルで簡単ですが、日常生活を送りながら「貯蓄を増やす」事を目標にすると上手に収支をコントロールしなければいけないため目標はとても高くなります。

実際に「貯蓄ができない」と悩んでいる人は決して少なくないですし家計調査をすると

  • 「貯金が増えた」と回答する家庭は10%程度
  • 「貯金が減った」と回答する家庭は40%程度

というレポートがあるため、約半数の人は現状維持だけで精一杯となってしまっているのが現状のようです。

そのため「給料日前になると手元に現金がなく支払いに困ってしまう人」や「急な出費に対応できなくて消費者金融でお金を借りる人」もたくさんいます。

理想を言えば、事前に収支の計画を立ててバランスよくお金を使う事ができれば支払いに困る事はありませんし娯楽費も十分に確保できるようになります。

しかし、実際に収支の管理をする事は難しく「収入>支出」を継続して十分な老御資金を蓄えられる人はとても優秀な人です。

多くの人が直面するお金の悩み

なぜお金が貯まらないのか

基本的に「支出よりも収入の方が多ければお金は貯まる」というのは誰しも頭ではわかっているものの、実際には購買意欲をそそる商品やサービスが世の中には溢れているため実行できる人はとても少ないと思います。

FP(ファイナンシャルプランナー)のような将来設計のスペシャリストと今後の計画を練ったとしても実際にその計画通りに実行できる人の方が少ないと思います。

実際に多くの人は「ついついお金を使い過ぎて貯蓄が上手くいかない」という傾向があり、中には年収1,000万円を超えていても借金が増えて破産してしまう人もいます。

しかし、普段から貯蓄する習慣がない人がいきなり「貯蓄を増やそう」と思い努力を初めても努力の方向性を間違えてしまう人はとても多いです。

例えば
収入を増やそうと「資格の勉強をする」「転職して給料を上げる」などの努力をしても案外収入に変化はない事も多い反面、転職に失敗して給料が下がったり、睡眠時間を削って勉強した結果「仕事でミスが増える」「通勤中にケガをしてしまう」などのトラブルを起こし「振り返ってみるとデメリットしかなかった」という事もあります。

このような方法は成功すればメリットが大きい反面、肉体的・精神的に厳しく実際に得られる効果は不明瞭で挫折してしまう人はとても多いですし、今までできなかった事を継続して行う事はとても難しいです。

では、実際に生活費の支払いに追われ「貯蓄ができない」と悩んでる人や「貧困生活から抜け出したい」「借金を早く返したい」と考えている人はどのような方法を取るべきなのかの具体的な内容に移りたいと思います。

経済的に豊かになるために初心者が一番最初におこなってほしいオススメの方法は家計の見直しを行い支出を減らすことです。

さらに、特に効果的な方法は固定費の見直しで、誰でも簡単にできますし少額でも日々積み重なる節約効果は年間で計算すると大きな差になる事が多いため実際に数字として体感できるオススメの方法です。

「比較的裕福な人」や「裕福になることを目指している人」にとってもお金の管理は非常に重要で、富裕層のようにお金がたくさんある人も資産を増やすためにお金の管理をしっかりおこなっています。
※富裕層の方がお金の収支にシビアかもしれませんし、シビアだからこそ富裕層なのかもしれません。

ライフプランとお金について

「お金を貯める」という抽象的な目的で貯蓄できる人は「小さい頃からしっかりと金融教育を受けてきた人」であるか「貧しくお金が無くて困った経験がある人」である事が多いです。

そのため、今まで「なんとなく生活できてきた人」は「なければないなりにどうにかなる」と危機感を感じる事なく思っている人も多いですし、家庭環境によっては「なければ借りればいい」という考えの人もいます。

「消費者金融の金利は18%程」「リボ払いの金利は15%程」のため100万円借りると15万円以上の支払いを求められる計算になります。

そして、貯蓄がないと「結婚」「マイホームの購入」「子供の進学」などのライフイベントで発生する大きな出費に備えられなくなりますし「老後の生活費」も不安になります。

その一方で、単純に「お金を使わないで貯め続ける」という選択が最適解ではないと考える人も多いと思います。

独身時代から将来のライフプランを意識して計画的に収支バランスの管理ができている人は稀だと思いますが、さらに結婚すると二人で将来の事を考える機会が増えると思います。

特に、子供の学費は親としてはできれば「妥協せずに払ってあげたい」と思いますし、ほとんどの親が直面する典型的な悩みの種です。

成長が進むにつれ「子供のための出費」は大きな割合になっていきますが「今子供に貧しい思いはさせたくない」と思う一方で「貯蓄は将来役に立つのでできるだけ多く残したい」という二者択一を繰り返す事になるため「なににどこまでお金をかけるのか」の判断は各家庭によって方針や予算が異なるため最適解を日々模索する事になると思います。

特に、子供が小さいうちは様々な節約を実践して生活コストの削減や、収入を増やそうと「仕事を掛け持ち」したり「残業時間を長くする」などの方法を取る人もいますが、デメリットとして「子供と触れ合う時間が減ってしまう」という点も問題を複雑にさせています。

また、近年話題になった「老後2,000万円問題」は長生きするデメリットとも言われる程問題視されています。

誰しもいつまでも若くて健康的な体を維持する事はできず、将来的には介護を受ける可能性も高く、多くの人はいずれは定期的に病院に通い検診を受けるような生活になる可能性も大きいですが「その費用はどのように捻出するのか」という問題は大きな不安を駆り立てます。

そこで、将来的にいくらの費用が必要なのかを逆算して大きなイベントのスケジュールを確認し、事前に「いつまでにいくらの貯金が必要なのか」「どのタイミングでいくらの出費が予定されているのか」などの確認を行って支出を調整して計画を立てそれに応じた予算を決めて節約意識を向上させていく事は将来を考えるうえで欠かせません。

お金を貯めるための具体的な内容

固定費と変動費

基本的な事ですがお金を貯めるためには「支出が増えれば貯金は増えない」という事を念頭に置いて継続的に支出を減らす事が大切です。
※人は余裕があればあるだけ使ってしまうため、収入が多くなれば生活費も比例して増やしてしまう人が大半ですし、一度生活水準をあげると低下させる事が難しいです。

家計における支出は大きく「固定費」と「変動費」に分類する事ができます。

  • 固定費
     毎月ある程度決まった金額を支払っている費用で「家賃・住宅ローン」「保険料」などが代表的な固定費に該当します。
  • 変動費
     毎月の支払額が定まっていない費用で「娯楽費」や「交際費」などが代表的な固定費に該当します。

家計を見直す時は一度見直すと効果が継続する固定費から見直す事をおすすめしています。

また、変動費は家計簿などを付けていかないと把握する事が難しいため「今日から始めよう」と思っても対策を立てる事は難しいため計画的にはできません。

ノートExcelでまとめるのはとても大変なためスマフォアプリを使って家計簿をつける事を推奨しています。

オススメの家計簿アプリは下記の記事でまとめています。

固定費について

固定費は一度見直して費用を削減することができれば長期間にわたって支出を減らすことができるので労力に対しての効果がとても大きいです。

例えば
生命保険や車両保険などの契約は同じ保険内容でも保険会社によって価格は異なりますし「どこまでの保証が必要であるのか」については生活環境が変化すれば当然変化します。

そのため、補償内容を見直して必要な保障を担保した上で保険料を安く抑えることができれば、事故や病気などのライフイベントがない限り保険料を削減した効果が続きます。

基本的に契約内容は頻繁に変更するものではありませんが、結婚や出産などのライフイベントの際に見直す事も重要です。

また、年齢に応じて保険料が変化するものもあるため、数年に一度は内容を見直す必要はあるかもしれません。

代表的な固定費用としては

  • 住居費
  • 光熱費
  • 通信費
  • サブスク(サブスクリプション)
  • 自動車

などの見直しを行うと効果が大きいためそれぞれを下記に詳しくまとめていきます。

住居費

住居費は多くの家庭で最も大きな割合をしめる固定費である事が多く手取りの3割(30%)程度が相場だと考えられていますし、それを超えた住居費は家計に与える負担が大きいと考えられています。

賃貸の場合は大家さんに毎月の家賃を支払わなくてはいけませんが、賃貸の場合は住居費が賃貸料としてまとまっているためあまり深く考える事もないと思います。
※クレジットカード払いに対応している場合、手数料が発生しないならばポイントがつく分お得なのでなるべく利用した方が良いです。

しかし、持ち家の場合、多くのケースでは住宅ローンの返済をしている人が多いですが「固定資産税」や「保険料(火災・地震)」などの大きな出費や、「修繕費用」「補修費用」などの単発的な出費もあるためローンの支払額としては手取りの20~25%程度に抑えるのが一般的だと考えられています。
※固定資産税は住んでいる市町村や場所によって若干算定が変化するようです。

また、仮に返済が全て終わっていても固定資産税や保険料などの費用は毎年発生しますし、災害などで保険が下りない修繕や経年劣化による修繕、最終的には取り壊す費用なども発生するためある程度の金額は毎月計画的に資金を積み立てる必要があります

このような背景から家賃を減らす方法は限られていますが削減方法がないわけはありません。

  • 賃貸の場合
    • 大家さんに家賃の交渉を行う事で支払い額を減らす事ができるケースがあります。
      ※長年住んでいると新しく引っ越してきた隣の部屋の住人と支払い額が異なる事もあるため事前に調査する事も重要です。
    • 価格の安い借家を探して引っ越せば月々の支払を減らす事ができます。
      ※子供が大きくなって部屋があまったり、転職して職場が変わるなどの際には利便性だけではなく経済的な面も考えて引っ越しを視野に入れる事も重要です。
  • 持ち家の場合
    • 住宅ローンを支払っている場合は借入金利の見直しを行う事はとても重要です。
      ※借入額が高額なため1%違うだけでも大きな金額となる事もあるため昔のままの金利で支払続けるよりも借り換えたほうがトータルで安い事は意外と多いです。
    • 繰り上げ返済を行って支払い期間を短くすると総合的な支払額は少なくなります。
      ※住宅ローンは所得控除が受けられるメリットもあるためどのタイミングでいくら繰り上げるのかを見極める事は重要です。

一人暮らしの場合は引っ越しを検討するという方法もあります。

「給料水準が高いから」と物価が高いエリアで一人暮らしをするよりも実家から最寄の少し給料水準が低い企業へ就労して実家へ数万円の生活費を渡しても総合的には生活が楽になる事も多いですし、親も経済的なメリットを受けられてwin-win(ウィンウィン)になる事も意外と多いです。
※経済的な面だけではなく「子供と一緒にいられる」こと自体を喜ぶ親は多いと思います。

逆に、実家に親を一人残している場合は親と現在の住居で暮らし総合的な住居費を減少させる方法もあります。
※家は売却したり貸し出すという事も視野にいれると良いと思います。

他にも、部屋が余っている場合は自宅の一部を貸し出すという方法もあります。
※ホームステイやシェアハウスなどの方法もあります。

光熱費

光熱費は電気代や燃料・ガス代などの生活を便利にするために発生する費用です。

時期によって発生する費用が変動しますがほぼ毎月発生する費用なので固定費として扱われる事が一般的です。

基本的に光熱費の支払いは口座引き落としとクレジットカード支払いが行える事が多い一方でどちらの決済方法でも手数料が発生しないためクレジット支払いはポイントが付く分お得です。

オススメのクレジットカードは下記の記事でまとめています。

電気やガスの使用量を徐々に削減し、上手に節電する事ができればその効果は継続的に発生するため大きなメリットを享受する事ができます。
※近年は燃料やガスを使わずに電化製品で済ませる家庭も増加傾向ですが、昔ながらの分類でまとめています。

電気料金について

電気は非常に便利な一方、多くの場合はなくても困らないものに多くのエネルギーを使っているため努力次第で削減する事が容易だと考える事もできますが、無理して削減すると継続する事が難しいためバランスを考える必要があります。
※パソコン・ゲーム・エアコン・電子レンジなどのあると「楽しい」「便利」と思うような製品は多くの電力を消費しています。

特にエアコンは季節によって使用頻度が大きく変わるため夏・冬は春・秋と比べて高くなる家庭も多いです。

ただし、夏場に冷房を過度に使わずに熱中症となる人も多いので寝る時は適度にエアコンをかけて体調を整えた方がコスパがいいと思います。

基本的に「衣服で調整できるレベルを超えるならばエアコンを使う」という考えが良いと思います。

「寒ければ厚着」「暑ければ薄着」という事を意識するだけでも意外と違いがでます。

また、簡単で効果が大きい方法として古い家電を省エネ家電へ買い替える事で消費電力や待機電力が大きく減少するなどのメリットがありますが、省エネ家電は高価な製品である事が多いため「故障や経年劣化が目立ち買い替えを検討する時に視野に入れる」くらいの認識が良いと思います。
※高い製品を無理に買うと借金(分割払いやリボ払いなど)につながる可能性があり、利子の方が高くついて本末転倒となってしまうケースもあるので購入の際には気を付けてください。

より詳しい内容は下記の記事にまとめてあります。

ガス・燃料料金について

ガスや燃料料金は基本的に冬に上昇する傾向があります。

これは寒いと温めるために使うエネルギーが多く必要になるためです。

具体例として
常温の水は冬場はとても冷たいためお風呂のお湯を沸かすために必要なエネルギーが増えるためガスの利用量が増えてしまうのでなるべくシャワーを使う時間を短くするなどの意識は大切です。

また、自炊は大きな節約が期待できます調理の際には余熱を使う事を心掛けるなどの工夫の積み重ねをする事でトータルでは見過ごせないような差になります。
※近年はIHコンロも増えたのでガス代ではなく電気代として請求される事も多くなりました。

他にも灯油ストーブなどは止めても急に室内が冷えるという事はないので家を空ける直前に止めるのではなく余裕をもって早めに止めるのもポイントです。

通信費

一般家庭の通信費は携帯電話やインターネットなどの費用が代表的です。
※会社のような大きな組織では郵便切手などの費用も含まれます。

現在の契約内容の多くはある程度決まった金額が毎月請求されるのが一般的で料金の変動が少ない事が多いです。

そのため、長く契約プランを見直していない場合は年間数万円変化する事もあるので見過ごせません。

携帯料金

携帯電話の契約を通信大手のメインブランドから料金が安いサブブランドに変更するだけでも月に数千円安くなる事も珍しくはありませんし、ポイント還元によって端末料金の実質的な割引を受けられる事も多いです。
※基本的には同じ通信回線を使っているものの、携帯会社のサポートをあまり使わない若年層は乗り換えた方がメリットが大きいと思います。

最近はスマホで20G(ギガ)使える契約でも3,000円程度のプランが多いです。

大手3社のサブブランドとしては

  • 日本電信電話【9432】
    NTTドコモ → 検討中(提携?ブランドが多数有り)
  • KDDI株式会社【9433】
    au → UQ mobile(ユーキューモバイル)
  • ソフトバンク【9434】
    SoftBank → Y!mobile(ワイモバイル)

このような関係となっているため携帯料金を見直す時の参考にしていただければ幸いです。
回線を変更する際には自宅や職場などの長時間いる場所での電波状況を事前に確認する事は大切なので、契約会社が異なる同僚や友達から情報を得るなどの些細なリサーチが後々大きな違いを生みます。

他にもRakutenMobile(楽天モバイル)などの格安プランを売りにしている会社もあるため、料金や電波状況を確認して比較するのも良いと思います。
※都心部はあまりリスクがないかもしれませんが、郊外の場合は電波が入らない事もあるため事前に調査しないと自宅で携帯が繋がらない事もあります。

インターネット契約

インターネットの契約を昔に締結したままで長く見直していない場合は料金が大きく変わる事も多いです。
※昔はモデムのレンタル料や回線の利用料などのプランがプロバイダ料金と別に請求されている事も珍しくはありませんでしたし、使ったら使った分だけ請求される従量制の契約も多かったです。

現在は一般的になったプロバイダと契約するだけでインターネットが使い放題となるプランでも5,000円程となっているため、現在の支払額と差があるようなら見直す事で大きく費用を削減できると思います。

また、通信速度があまり必要がない(ゲームなどをしない)場合はポケットWiFi(モバイルWiFi)を使う方法もあります。

更に使う頻度が少ない場合はスマフォにあるデザリング機能(スマホをポケットワイファイのように使える機能)を使うと料金を安く抑える事ができるのでライフスタイルに合わせてベストな選択をする事は重要です。
※デザリング機能は無料で使える会社が多いですが、有料プランとなっている会社もあるため契約プランを確認してみてください。

また、近年は工事不要で置くだけで簡単に高速インターネット回線が使い放題なSoftbankAir(ソフトバンクエアー)のようなサービスもあります。

動画配信サービス(Hulu、dTV、Netflix、U-NEXT、Amazonプライムビデオなど)もパケット量も気にせずにたくさん見れるので通信速度が安定するエリアの場合はとてもコスパが良いと思います。

サブスク

サブスク(サブスクリプション)契約は定額制で必要な分だけサービスを使える契約です。

現在は多種多様なサービスがあるため利用している人も多いと思いますが、実際に「何件契約しているのか」を正確に把握していない人も多いですし「合計金額がいくらになるのか」を把握できている人は更に少ないです。

具体例として
携帯のプランを見直す時に店員さんから「この契約は必要な物でしょうか?」と聞かれて長年使っていなかったサブスクに今まで通算して数万円~数十万円の費用を払っていたと気が付く事もあるそうです。

驚く人もいると思いますが「携帯の使用料金と一緒に請求」のような支払い方法になっていると一度契約してしまうと内訳も記載されないため見落とす事が多いようです。

自動車

自動車は購入代金も大きいですが維持管理にも多くの費用が発生します。

しかし、都内に居住している人は「車があると便利」と思って購入したものの「月に数回程度しか使用しない」という家庭も多いです。

このようなケースの場合は車を売却してタクシーやレンタカーを使うようにするだけで大きな節約になります。

その一方で、郊外では自動車がなくては生活できない地域も多いです。

自動車を所有する場合にかかる費用として最も簡単に節約できるのは自動車保険の契約プランの見直しです。

実際に大手の契約会社からネットの保険会社に契約を変えると同様の保証でも年間で数万円異なります

また、新しく車両を購入の際にはハイブリッド車を選択すると大きな違いが生まれる事も珍しくはありません。

ハイブリット車は購入代金は高いものの補助金や減税などのメリットがありますし、燃料代を減らすことができれば月々の支出も大きく減少します。
※一般的には走行距離が10万キロ程度になると燃料費の差額がハイブリッド車と一般車の差額になると考えられているため、減税や補助金を受ける事ができれば更に早い段階でメリットを受ける事ができると思います。

また、些細な事ですがタイヤの空気圧が少ないと燃費が悪くなるので定期的な点検はしっかりと行った方が安全面・金銭面ともにメリットがあります。

変動費について

変動費の見直しは固定費の見直しが一通り終えた段階で考える方が良いです。

基本的に変動費の節約は即効性があり効果も高いのですが、継続して行う事が難しい上に過度に意識すると大きなストレスになってしまい長続きしない人が多いです。

特に、生活環境や性格的な側面の影響が強くでる部分になるため支出を大きく削減する事に成功する人もいますが、無理のない範囲で行わなければ後々トラブルとなる事もあるので注意してください。

具体的には
食費を一ヶ月切り詰めて生活してその月は節約できたとしても、次の月も同じように生活できるとは限りませんし、あまりにも栄養バランスが悪い食生活は健康に悪影響がでてしまい気が付くと体がボロボロと言う事もあります。

また、時期によっては外食や飲み会などの交際費が増えるタイミングもあるため、全てのコミュニケーションを断っているとその後に人間関係にも悪影響を与えるためバランスが重要になります。

家計簿

変動費を意識するために最も重要なのは家計簿です。

実際に「なににいくら使っているのか」を把握する事はとても重要で、心理会計(どんぶり勘定)による会計方法では想定している予算と実際の費用が異なる傾向が強いです。

特に想定している金額と異なりやすい代表的なものは「ラテマネー」と呼ばれる「ちょっとした」「なんとなく」買ってしまう費用は要注意で積もると意外と大きな金額になります。

例えば
出勤時に毎朝缶コーヒーを買う人の場合、120円×22日=2,640円、1年で31,680円も使っている事になります。

このケースでは毎日出勤前にタンブラーを持っていく事で無理なく生活に質も低下させずに節約する事ができます。

詳しくは下記の記事でまとめています。

他にもスーパーやコンビニのレジ前に並んでいる小物をついつい購入してしまう人は注意が必要で、意外と大きな出費になっている事が多いため家計簿をつけると「こんなに使っていたの?!」と驚く人も多いです。

初心者が家計簿を続けるポイントは集計の誤差をあまり気にしない事で、初めて家計簿をつける人が数百円の範囲の誤差で月の集計をできたら相当努力している証拠であるため続けるのは難しいと思います。

初めは数万円ずれてもいいので「続ける事」を目標に頑張る事が重要で、家計簿をつけていくと次第に集計の精度は自然と上がっていきますし「ここの出費はもう少し抑えられる」など見直すようになっていきます。

そのため、どのように変動費を削減するのかは割愛させていただきます。

稀にですが「節約にはまってしまう」「貯金残高を増やすのが楽しい」と思うようになる人もいるようです。

オススメの家計簿アプリはこちらで解説しています。

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